作品紹介
小説情報
レーベル | 講談社BOX |
製品名 | 化物語 |
著者 | 西尾維新 |
初出 | 2005年9月 |
アニメ情報
監督 | 新房昭之 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 全15話 | 2009年7月3日 - 9月25日 |
高校3年生の阿良々木暦は春休みにとんでもない『事件』に巻き込まれて以来、人とは少しだけ異なった部分があった。
『事件』を通じて親しくなったクラス委員長の羽川翼と共に文化祭の準備をしていた5月のある日、ひょんなことから2年間ろくに会話すらしたことがない病弱なクラスメイト戦場ヶ原ひたぎの秘密を知る。
彼女には、およそ体重と呼べるものがほとんど無かったのである。暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと猟奇的な脅しを受け、口許をホチキスで刺される。
それにもめげずに彼女の問題解決に対する協力を申し出る。
暦は事件の後遺症として他人よりも異常に傷の治りが早くなっており、ひたぎの負わせた傷もすっかり塞がっていた。
ひたぎによると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さを根こそぎ持っていかれたのだという。
彼女の体重は平均的な体格にもかかわらず5kgしかなかった。
春休みに遭遇した事件解決に際し、暦と翼は怪異に詳しい忍野メメという風来坊のオッサンの力を借りた。
暦とひたぎはメメに相談するため、彼がねぐらにしている学習塾跡の廃墟ビルに向かう。
メメはそこで金髪の少女で『吸血鬼の成れの果て』という忍野忍と暮らしていた。
「助けるんじゃない。君が勝手に助かるんだ。
ボクは力を貸すだけだ」と語るメメ。
ひたぎの体重を奪った蟹もやはり怪異であるという。
ひたぎはメメの力を借り、自分の体重を奪った怪異と再会するのだが、それには彼女自身が抱え持つ別の問題が関係していた。
『事件』の影響から怪異に纏わり付かれるようになった暦。
暦に助けられて以降、毒舌ツンデレながら好意を抱くようになるひたぎ。
しかし、暦とひたぎが親しくなったことで暦の周囲は再び慌ただしくなっていった。

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著者情報
西尾維新(にしおいしん)
もともと漫画好きで漫画家を志していたが、まったく絵が上達しなかったために(活字なら印刷の良し悪しに関わらないと考え)小説家を目指すようになった。
投稿時代は執筆速度を売りとしており、1度のメフィスト賞に2、3作投稿していた。
2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で、第23回メフィスト賞を受賞しデビュー。
当時20歳であったこともあり、キャッチコピーは「京都の二十歳、西尾維新」であった。同作の主人公を語り手とする「戯言シリーズ」は『このライトノベルがすごい! 2006』において1位にランクインした。
2005年から2006年にかけて発表された『化物語』は「〈物語〉シリーズ」としてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化など様々なメディアミックスが行われている。
『コミックファウスト』2006年8月号に掲載の『放課後、七時間目。』以降漫画原作も手がけており、2009年より、『週刊少年ジャンプ』掲載の『めだかボックス』で漫画原作者として連載デビューした。同誌での自画像は「2時40分」を指しているデジタル式腕時計。
2009年以降作家別売上ランキングトップ10に入り、2012年にはランキング1位を獲得した。
作品リスト
- 戯言シリーズ
- 人間シリーズ
- 最強シリーズ
- JDCトリビュート
- 世界シリーズ
- りすかシリーズ
- 物語シリーズ
- 刀シリーズ
- 伝説シリーズ
- 忘却探偵シリーズ
- 美少年シリーズ
アニメ作品情報
主要キャラ声優
阿良々木暦:神谷浩史
戦場ヶ原ひたぎ:斎藤千和
八九寺真宵:加藤英美里
神原駿河:沢城みゆき
千石撫子:花澤香菜
羽川翼:堀江由衣
忍野メメ:櫻井孝宏
作品感想とネタバレ記事一覧
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